動画にしちゃったアッガイジョイントの裏話を書いてみようかと。
動画にするまでの話を長々してみます。
HCM-pro、MGにの後にHGUCアッガイが出たわけですが、
体育座りについては一切触れられず、発売直前ぐらいに出来ないことが発覚しました。
出た後に組み立てて「何ができれば体育座りできるのか」というのを分析しまして。
ヒザ関節は深くまで曲がるので、加工の必要はない。
と、なると、HCM-proやMGに搭載されている「股関節の幅を広げるギミック」があればいい。
さぁ、どうする?と作ったのが初代アッガイジョイント。
この時はプラ板積層からの削りだしでした。
精度なんてあってないようなもの。つけられればいいレベルの品でした。
これが2007年の話。
その後、新たにアッガイを作ることも無く、収納され続けていました。
時はめぐって2014年。
ニコ生なんぞを初めて、ちょいと画面にある写真を出しました。
「HGUCって体育座り出来ないよね?」
「あー、これ?プラ板からジョイント作った」
んで、構造を説明。
HCM-proやMGは内部ギミックで股関節を伸ばしているから、それを追加パーツでやればいい。と
どちら構造は違っても、やっていることは「股関節幅を広げる」こと。
コレを実現できれば、材料や構造はなんだっていい。
で、プラ板積層からの削りだしなんて難しくて出来ない。と言われたことから、再考が始まりました。
超単純化すると、「軸受け」と「軸」があればいい。
股関節がポリキャップぐらいの太さなら、ランナーと余りポリキャップでなんとかなりますが、
HGUCアッガイの股関節はABS樹脂の軸関節。ポリキャップより太い。
また、受け側がスリットの奥側にあるため、太さも制約がある。
なんかないかなぁ・・・と見つけたのが、動画で紹介したプラパイプ。
軸の太さを計って模型店に行って、コレだ!ってのを見つけた時は感動モノでした。
最初に買ったのは外径5ミリ(内径4ミリ)の肉薄パイプ。
この時点で外径4ミリの「プラ丸棒」が見つからなかったため買わず、
転倒で「GタンクロングS」に4ミリ径があることを確認。コレの在庫が家にあることを思い出しました。
コレで作ったのがアッガイジョイント2。
作り安さは格段にあがりましたが、軸側の取れる量が少ないという弱点がありました。
あと、「Gタンク」は前後貼り合わせなので貼り合わせの手間もあります。
「外径4ミリのプラ棒ってあるの?」と調べていくと、タミヤでは商品ラインナップにそもそも無いということが分かりました。
さらに検索していくと、「waveの肉厚パイプは軸にしても強度が十分」との記載を発見。
目からウロコでした。灯台元暗しでした。
そして、「外径4ミリ」の「肉厚プラパイプ」を購入して製作。
軸の強度は十分なので、コストも含めた問題をクリアしたシロモノができました。
で、「動画作ったら需要ある?」みたいな話を配信でやって、素材撮影して・・・
編集に飽きたり、プラモ製作に逃走したりしてましたが、
なんだかやたら驚かれたり、つたない説明で伝えられたりしたので、旧ピッチで動画作成。
2分57秒ぐらいだったので、若干伸ばして3分きっかりにしたり、
容量調整してH264エンコードしたり、
ちょっとニヤッとできるかな?っていうような小ネタ(光るエフェクト)なんかをいれて作って見ましたとさ。
広告までしてもらい、その再生数の伸びに衝撃をうけております。
次回作があるかどうかはわかりませんが、やりたいことは詰め込みきったかな?とおもってます。
あなたのアッガイの友になれば幸いです。